しかし兎に角、このところ非常に忙しい。ここ数ヶ月続けざまに有難い仕事のオファーをお断りしている状態なのですが、こうも引き合いが多いというのも、これまでになかったこと。日系企業のベトナム進出も増え、こと企業内教育の分野においては、日本語の勢いは非常に高まってきているように感じます。
日本語の授業は今現在で6社10クラス、ベトナム語のWEBクラスもキャパギリギリの人数に膨れ上がっているので、私はほとんどパンク状態orz。
ということで、猫の手も借りたいところではあるのですが・・・。
人には得意なことと苦手なことがあり、胸を張って言えることではありませんが、私にはスタッフを抱え力を合わせて組織作りをしていくということが、非常に苦手であり苦痛です。私が100%の力を発揮できるのは、全ての責任を一人で背負い、1から10まで一人でやるとき。全てを自己完結できる『パートナー』は要れども、『スタッフ』は要らない。
過去に規模を大きくしようと変な色気を出して多くのスタッフを抱え、実際随分と通学生を増やしたこともありましたが、恥ずかしながら、結局それで学校を廃校の瀬戸際まで追い詰めてしまいました。私は人の上に立てる器では全くありませんorz。
得意なことに特化して、自分にできることを最大限にやることが受講生、そしてクライアント様への価値。自分が得意なことは、ベトナム人に日本語を教えること。自分にできることは、妙な色気を出さず、日々授業の質を上げるよう研鑽すること。
やっぱり猫の手は借りられません。
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最近、ベトナムから日本へ留学する若者が増えてきて、ことにここ数年は倍々って感じの勢いですね。みんな熱心な学生ばかりで、こちらもやりがいがあります。kenさんが現地で十数年、コツコツ日本語学校を運営されてきた奮闘ぶりにも頭が下がります。
成長するベトナム市場のみに関心を向けた日系企業の進出は喜べませんが、謙虚で粘り強いベトナム人と日本人との直接交流が深まることは、素直に喜んでいます。とくに若者同士の交流に期待しています。今後もお体に気をつけて現地に根を張った日本語教育を期待しております。