ベトナムでは旧正月を新たな家族で迎えるために、12月〜1月ごろが一番の結婚式シーズンです。街を歩けば、あちらでもこちらでも結婚式…。
ベトナムの結婚式、日本のそれとは結構ちがっています。まあ、日本でもあまり結婚式に行ったことはなかったんですが。
で、ベトナムの結婚式ですが。
まず人が多い。200人ぐらいじゃ、「少ない」と言われます。友人、知人・親戚、日本では親戚とはよばなないぐらいの遠い親戚…。とにかくたくさん呼んで、盛大に式をします。
HCM市など都市部では、大音量の生バンドを入れるのが一般的で、隣の人との会話もままならないぐらいの「盛大な」パーティー。
「親しい人だけで…」、「小さくても心のこもった…」なんて発想は一切なし(笑)。それはもう、飲めや歌えやで大騒ぎです。
一切ないのがもう一つ、会社の上司なんかの堅苦しいスピーチ。そんな眠くなってしまうようなことは、こちらではしません。
パーティーが始まる前から、あちらこちらで「モッハイバー、ヨー(1・2・3、乾杯!)」。パーティーの開会あいさつでまた「ヨ−!」。新郎新婦がテーブルを回って来て、またまた「ヨ−!」。その他気が向いたら「ヨー!」(爆)。
で、それだけ盛り上がっているのに、一番日本人が肩透かしを食うのは終了時。
料理の切れ目が縁の切れ目?で、食べ終わり飲み終わると、あとは何となく流れ解散。気がつくといつの間にか、人が半分ぐらいに。壇上ではまだ歌い狂っている人もいるのに…。
閉会のあいさつも何もなく、なんとなく雰囲気で、だらだらとパーティーは終わり。ホール係はまだ人が残っていようと、さっさと帰れとばかりに平気で片付け始めるし(笑)。
日本語教師をしているので、僕のところへも学生たちから結婚式の招待状がきます。やはり自分の受け持ちの学生たちの結婚式には出ねばならないんですが、気が重いっす・・・。
一人や二人ならいいんですが、毎週の如く結婚式が続くと、これはもう困りもんです。お祝いだけでもバカにならない額が…。
結婚式のお祝い相場は、だいたいベトナム人学生の月の学費の半額ぐらい。
これだったら、結婚する学生はお祝いで学費10%割引キャンペーン、とかやったほうが安くつきます。
いや〜、本当にそうしましょうかねぇ(笑)。
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