2年ほど、とある保護施設の16歳以上の生徒・卒業生を対象に無料クラスを開いていましたが、彼はそこの修了生。
無料といってもボランティアではなく、「将来ウチで働いてもらうためだから無料、勘違いしないように。出席の悪い者・努力の足りない者は容赦なく切って捨てるから、興味本位の人は受講不可。本当にヤル気のある人だけいらっしゃい」という前提で始めたクラスです。
20人中、1人か2人生き残れば御の字だろうと思っていましたが、結局そこは予想通り。で、そのスパルタクラスを生き残ったのがH君です。
まだ初級の授業しか担当させられませんが、小卒のH君が大学生たち(通学クラスはほとんど大学生)から「先生」と呼ばれ日本語を教えているのですから、我が事のように嬉しい。ベトナム社会では普通、有り得ないことですからね。
まあ教師としての実力はまだまだですから、さらに研鑽を積んでもらいたい、いや、積まねばならないのですが。
ぜひともカリスマ日本語教師まで上り詰めてほしいです。
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