2010年03月21日

使用語彙と理解語彙

使用語彙と理解語彙…ちょっとした外国語教育業界の専門用語なわけですが…。

理解語彙というのは、『読んだり聞いたりすればわかるけど、まだ会話の中で使うことができない』ぐらいの習得度の言葉。

使用語彙は、『読み書きもできるし、もちろん会話の中でも使える』ぐらい習得した言葉です。

で、教え子たちにはやく外国語を『使える』ようになってもらうためには、教科書に出てくる新出語彙が、自分にとって理解語彙であればOKなのか、それとも使用語彙にまで高めないとダメなのか、その辺をきっちり分別して、限りある記憶力を(笑)有効に使えるように配慮する必要があるわけです。

『自分にとって』を赤字にしたのは、使用語彙にすべき言葉は、人によって違うからです、基礎語彙は別にして。

例えば私は日本語教師ですから、「名詞・形容詞・動詞、現在形・過去形…」etcの文法用語は、当然(ベトナム語で)使用語彙でなければならない言葉です。でもそんな言葉、普通の人は知らなくても全然困らない。

私のクライアント会社の社員さんなどですと、『張り込み』『遠心乾燥』みたいな専門用語を使用語彙にする必要があります。僕が日本語で聞いても理解できない言葉も、よくあったりします(笑)。

まあ学校や大学で教える分には、みんなのニーズが違うので、そこまで『使用語彙と理解語彙』を意識する必要はないし、できません。

が、法人のクライアントさんを相手に日本語を教えるには、そのくらいシビアに授業を組み立てる必要があります。

日本語教師の苦労のひとつですが、腕の見せ所でもある技術です。




posted by KEN at 18:58| Comment(0) | 日本語教師 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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