2008年08月19日

インドネシアから看護師来日 医療介護の救世主となりえない数々の理由…

「インドネシアから看護師来日 医療介護の救世主となりえない数々の理由…」という記事を、ネットで見つけました。

http://www.j-cast.com/2008/08/18025084.html

医療現場の人手不足を解消するために、外国(まずはインドネシア)から看護師を受け入れようという制度ですね。日本とインドネシアとの経済連携協定にもとづいて、現地で看護師の資格を持つインドネシア国籍の200人が2008年8月7日に来日したそうですが、結局予定の半分以下とか。この記事では以下の理由から「救世主とはなりえない」と断じています。

1.入国後に半年間の日本語研修を受けただけで実務に入る、という研修期間の短さ。日本語を話せない状態で来日し、半年で少なくとも日常会話ができるようになり、帰国する4年以内に看護師の資格試験(もちろん日本人用の)に合格できるだけの日本語力を習得する。習得できるのか疑問。

2.看護師資格取得のチャンスが4年で1回しかない。第一期の試験合格者が少ないと、外国人看護師は大幅に減る心配がある。

よって、制度そのものが崩壊しかねない…。





私日本語教師KENは、2はともかく1については、あまりにも現実を無視(というか、全く知らないんでしょうが)した机上の理論だと感じます。

ゼロスタートで、半年以内に日常会話をある程度マスターする…、ほとんどありえないペースです。なにしろ彼(彼女)らは、留学生のように日本語の勉強だけしていればいい、という立場の人ではないのですし…。

よほど語学の才能に恵まれた人なら可能でしょうが、まあ100人中2〜3人ぐらいじゃないでしょうか、そんな人は。

国際厚生事業団の担当者は、「どのくらいの人が受かるかは、初めてなのでやってみないとわからない。研修をがんばってもらうしかない」と言っているそうですが、なんたる無責任な発言(笑)。

う〜ん、国の事業っていうものは、こうやって現場の知識・常識を全然知らない人が、エアコンの効いた部屋の中で決めるんでしょうかねぇ。
posted by KEN at 03:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 日本語教師 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
介護福祉士は14万人くらいの3年の経験を持つ日本人(介護系高校の卒業生はそのうち10パーセント未満)が受験して、50パーセントくらいの合格率のようですから、インドネシア人がそのレベルにどれくらい肉薄できるかがポイントですね。それにしても難しいでしょうね。

mixiの足跡から来ました。
Posted by chimbocau at 2008年09月19日 01:57
そうですよね…。コメントどうもです。
Posted by KEN at 2008年09月20日 17:56
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