ベトナムは中国と同様に旧暦の正月を祝うので、今は正月休みのまっただ中です。
大家族制度が色濃く残るベトナムでは、テト(旧正月)は親族郎党が一堂に会する年に一度の機会。2件隣の家は本家筋らしく、2月10日のテト元旦は数十人の人が集まって午前も早いうちから大宴会をしていました。
朝、豚の悲しげな悲鳴で叩き起こされた私ですが、それは宴会に供するための子豚をツブしていたから。豚だけでは足りず、生きた鶏も数羽、玄関先で紐に繋がれ最後の時を待っていました。
このお宅だけでなく、規模の大小の差こそあれご近所さんは宴会続きの様子ですが、しかし我が家は、静かなもの。家内の実家は中部地方で、一族はだれもホーチミン市にはおらず、一家の主(?)たる自分も正月だからといって隣人知人にあいさつ回りをするような性格ではないので、静かな正月休みを楽しんでいます。
自分は酒も嫌い、宴席も大嫌い、カラオケなんて真っ平御免の、静寂と寂寥を愛する純日本男児(笑)。こうして静かゆったりとに過ごす正月が、一番しっくりきます^^。